太リすぎと肥満の違いとはなにか?
肥満の定義
体重超過を分類するのに「太りすぎ」と「肥満」という2つの言葉がよく使われます。
男性は体格指数(BMI)か27.8以上、女性なら27.3以上にの人を
太りすぎと定義づけています。
これは体重(Kg)を身長(m)で2回割った数値です。
肥満は、文字通り「過剰脂肪」を意味します。
理想的な体脂肪率は若い男性で10%から15%、若い女性では20%から25%です。
体脂肪率が男性で20%以上、女性で30%以上になると、肥満ということになります。
太りすぎと肥満とでは意味が異なり、同義語として使うことはできません。
太りすぎと肥満が別物であることは、1940年代という早い時期から分かっていました。
体重で見ると、「太りすぎ」と判断される人でも、体脂肪率で見ると普通。
体重で見ると、「普通」と判断される人でも、体脂肪で見ると肥満と判断される
場合が多いです。
特に女性は体重で肥満かそうでないかを判断する傾向があります。
これはある意味危険な判断と考えられます。
脂肪のつきやすい部位
脂肪がつく部位によっては、死亡率や心臓血管系の病気にかかる危険率が
上昇したりします。
女性は、一般的に、下半身の腰回りや太腿の周辺(女性型肥満)
に過剰脂肪が蓄積されます。
一方男性では、上半身の腹部周辺(男性型型肥満)に蓄積される傾向が見られます。
男性型肥満のほうが、糖尿病、高血圧、心臓病になる危険性が高いと考えられています。
肥満の原因
肥満の原因は様々。
多くの医師が日常的に直面している問題ですが、
診断と治療は未だに困難です。
複雑な心理社会的問題が原因で肥満になっている人もあり、
心理学者や精神科医に相談する必要が出てくる場合もあります。
多くの人は食べすぎが原因で肥満になると思っています。
カロリーの摂りすぎと運動不足が、体重超過傾向に直接的に拍車をかけることは
事実ですが、原因はそれだけではありません。
肥満は一般的にいって、
・遺伝(脂肪細胞が多い)、
・不十分な新陳代謝(エネルギー利用度が悪い)、
・食事の内容(食べすぎ、あるいは脂肪の摂りすぎ、またはその両方)、
・運動量(運動不足)、
・および環境的要因(テレビを見る時間が長い)
によって生じます。
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≪肥満している人の為のエクササイズプログラムの基本