妊娠中の運動いつからいつまで?

妊娠中の運動開始や終了について また、運動を行う上での注意点について

妊娠中の運動いつからいつまで?

さて、いいことづくめの妊娠中の運動ですが、いったいいつから始めたらいいのでしょう。
 「胎児の器官形成期」つまり妊娠11〜13週までは、高熱を出したり、
奇形の原因になる作用のある薬物を飲むのは禁物です。
 それから、妊娠初期に「運動したのが原因で」とか「転んだのが原因で」
流産したという話をよく聞きます。

だから「この時期は安静にしていなさい」などといいますが、
実はこの時期の流産は、すでに子宮の中で胎児が死んでしまっていて
運動などがきっかけで、胎内から出てきたという場合が多いのです。
 ですから妊婦のためにプログラムされたマタニティビクスを行っても、
その運動が直接の原因で流産するということは、まずありません。

 また妊娠初期は赤ちゃんの身体を作る大切な時期。
大勢の人の中で、風邪などの病気をうつされると大変です。
高熱が出たり、そのための薬を飲んだために、赤ちゃんが五体満足で産まれなかったりする
場合もあるのです。
ですから妊娠12週までは、外出もできるだけ控えめにした方が良いでしょう。

 できれば、余裕を侍って14週ぐらいから運動を始めるのがお勧めです。
しかし「運動」といっても、何をやってもいいというわけではありません。
まず勝ち負けのあるスポーツは、闘争心をかきたてますし、
ただでさえ姿勢が崩れて、身体のバランスが悪くなっている妊婦にとってはケガも
しやすいでしょう。それと全力疾走するような運動、また上下動の激しい運動も避けてください。

 だから、やはりきちんとプログラムされたマタニティビクスや妊婦永泳が
好ましいといえます。
ただ、注意したいのは心拍数が1分間に150拍を超えるような激しい運動、
1時間を大幅に越えるような長時間の運動は行わないこと。

それにハイインパクトを長く続けることは、お腹の大きい妊婦にとって
負担がかかり過ぎる場合もあるのです。
しかしステップエクササイズには、姿勢のバランスが崩れている妊婦の特徴を考えた
マタニティプログラムもあります。

こうしたことを考えると妊娠中のフィットネスは、できればきちんとした
マタニティビクスの認定を持った指導者のもとでほうのが安心です。
 最後に考えるのは「いつまでエクササイズを続けたらいいのか」です。
基本的には出産直前までやっていてもかまわないのです。

実際、多くのマタニティビクス認定スタジオでも、出産の前日まで妊婦がエクササイズを
行っている姿を目にします。
 ですが、これは経験豊富なインストラクターや医師のもとだからできること。
妊娠したらもう独りの身体ではないのですから、自分で勝手にに判断して運動せず、
かかりつけのお医者さんとよく相談してから、フィットネスに励みましょう。
それがラクラク出産につながるのです。

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