エアロビクスのこんな動きが膝に負担をかけている!
エアロビクスのレッスン中、「膝とつま先の方向をそろえて!」という
インストラクターの注意をよく聞くと思います。
これはなぜだか分かりますか?
エアロビクスではよく、「アライメント」という言葉を使います。
アライメントとは骨格配列のこと。
ここでは、「姿勢」のことだと考えていいでしょう。
膝にもこの「アライメント」があるのです。
膝の正しいアライメントは「膝とつま先が同方向を向いている」こと。
しかし静止している時のスタティックアライメントなら鏡を見ながら直せますが、
動いている時のダイナミックアライメントでは腕の振りやインストラクターの動きに
気を取られ見過ごしがちです。
そうすると、膝とつま先の方法が一致しない、つまり膝が内側に入ってしまったり、
反対に外側に向いてしまったりして、不用意に膝が左右にねじれてしまいます。
膝は、左右の動きに対しては若干の遊びがある程度。
知らず知らずのうちにこういったアライメントの崩れを繰り返していると、
膝への負担が蓄積され、ひいては障害を招いてしまう事になるのです。
エアロビクスに脚の働きには欠かせないもの。
腕の振りに気をとられて膝のアライメントが崩れるようなら、
腕は無視して脚だけでもいいのです。
常に「膝とつま先は同方向」を心掛けて、レッスンを受けるようにしましょう。
こんな動きが膝を痛める原因となる!
・スクワット
スクワットは、大腿四頭筋やハムストリングスが弱かったり、疲労してくると、
膝が内側に入りやすくなります。
速く行う必要はありませんので、屈伸するときには膝とつま先の方向に注意して
行いましょう。
・レッグカール
レッグカールは、腕のふりがついたりすると、膝の正しいアライメントに
気が回らなくなったり、「斜め上に伸び上がる」という意識から膝が外側に
出てしまいがちです。
・ランジ
ランジでは、180度の方向転換など大きな動きをすると、アライメントが
崩れやすくなります。
しっかり軸足を決めて行いましょう。
また、前に出た脚に重心をかけ過ぎると、脚が外側に出やすくなります。
・ジャンプの着地
ジャンピングジャックなど、ジャンプをともなう動きの時に注意したいのが、
着地時の膝とつま先の向き。
ジャンプの着地時には他の動きに増して膝に大きな負担がかかります。
とくに注意したい所です。
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