エクササイズの精神的デメリットとメリット
女性の成人までの5〜18%、男性の成人までの0.4%が過食症や大食いの経験があり、
女性の成人までの1%が拒食症であると言われています。
潜在的に持っていた精神疾患が運動によって煽られたり、悪化する場合もあります。
そうした人達はすでに拒食障害があったり、身体について歪んだイメージを
抱えたりしています。
場合によっては強迫神経症の人も含まれます。
こういった人達にとっては、運動がその精神疾患の延長になってしまいます。
ダイエットやトレーニングなどで“やせていて完璧なイメージ”を達成できない
自分を見て、苦しんでいる人の多くは女性です。
家族や人間関係の問題、愛する者の喪失、性的なことに起因する心の傷や
性的虐待、社会の影響、あるいは生化学的な障害とその理由など
原因は多岐にわたります。
このような精神的な症状は本人で改善することは非常に難しいです。
専門家の診断を受けることをお勧めします。
しかし、苦しんでいる人はほんの一部であり、多くの人は運動をする事によって、
精神的メリットを感じています。
運動をすると、軽度から中程度の抑鬱症、不安感、ストレス、それに神経症的傾向の
軽減が見られ、自尊心や幸福感、満足の気持ちが高まることが分かっています。
また運動は、脳への血流量を増し、セロトニン、エピネフリン、ノルエビネフリン、
ドーパミンなどの脳の重要な神経伝達物質の放出を引き起こすことによって、
機嫌のよさや機敏さと関係する脳の重要な神経伝達物質の産出を増やすとされています。
臨床的憂鬱症の人は、自然に産出される脳の神経に作用する化学物質の値が
低い事がよくあります。
抗鬱剤は、そういった化学物質の産出を増やしたり、脳の野課の神経伝達物質の
影響を抑えたりすることによって、化学物質のバランスを取ろうというものです。
したがって、抑鬱症の治療を補うものとして、エクササイズや運動は
優れているといえますね。
これが、運動を行うメリットです。
運動、エクササイズの精神的メリット
・不安感の軽減
・軽度および中程度の抑鬱症の軽減
・神経症的な感情軽減
・ストレスの軽減
・自己尊敬の気持ちや対処能力が高まる
・機嫌の良い事や機敏さと関係するセロトニン、ドーパミン、エピネフリン、
それにノルエピネフリンなどの脳の神経伝達物質の産出を増やす
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