穀物不足のダイエットによる弊害
ご飯やバン、麺類は太るのでダイエットの大敵と考えている人は多いしょう
しかし、ご飯やパンそのものは、むしろカロリーは少ないのです。
もちろん、丼何杯ものご飯食べれば話は別です。
しかし、「太る食品」と考えるのは間違っているのです。
それにもかかわらず、「太る」という思い込みから、これらの主食を極端に抑え、
その影響で空腹感を感じやすくなり、間食に走りでしまうという人が意外と多いのです。
穀類の主食をを極端に抑えてしまうデメリットとは?
・主食を抑え過ぎた食事は腹持ちが悪いため、間食として
つい甘いものに手が伸びてしまい、結果的に減量するのが難しくなります。
穀類の主食は、お腹にしっかりたまった感じをを与えてくれます。
とりわけ、日本人ならご飯は「食べた」という実感につながりやすいはずです。
それが穀類の主食を抑え過ぎると、例えば昼食後など、どうしても問食を
とりたくなるものです。
そして、「甘いものもダイエットの大敵!」とは知っていながら、
実際に間食として食べやすいのはクッキーやお饅頭などの手軽にとれるものなどを
ご飯を抑えているからという意識も手伝い、
つい気を許して甘いものに走ってしまうのです。
同様に、主食を減らしているからという意識で、アルコールを存分に
飲むというパターンもあるでしょう。
主食を減らすことが、食事量を減らしているんだという安心感につながるのは、
大きな落とし穴だといえますね。
・穀類に含まれるビタミンB群が不足し、効率よくエネルギーをつくれないため、
パワーが思うように出ず、疲れやすさを感じる。
ビタミンB1は糖質の、ビタミンB2は脂肪の代謝に関わっています。
簡単にいえば、それぞれ糖質と脂肪がエネルギーになるのを助ける栄養素なのです。
不足すれば代謝か阻害されますから、エネルギー消費の多いスボーツマンには
特に大切なものといえます。
このビタミンB群を穀類は含んでいるのです。
例えば、こ飯軽く茶碗1杯(100g)にはビタミンB1が0.03mg含まれます。
1食あたりに摂取したい量は0.23mgですから、1割強はご飯で補えるというわけです。
もちろん穀類かビタミンB群のための代表的な食品というわけではありません。
しかし、このビタミンは水溶性であり、身体に溜め込めないものですから、
定期的に摂取する必要があります。
その意味で、毎食主食で補うというのは、大変効果的だといえるのです。
・水分と食物繊維が不足し、便秘になりやすい。
ご飯などを減らし、かわりにクッキーなどを食べていたのでは、
当然、水分の摂取は減ってしまいます。
また、穀類の含む食物繊維も見逃せません
・脳に十分な栄蓑が行き渡らないため、ボーっとして忘れっぼくなってしまう。
人間の活動は脳なしには考えられません。
この脳にとって糖質は大切なエネルギー源です。
というより、脳は糖質の分解物であるブドウ糖しか
エネルギー源として受けつけないのです。
低血糖状態では、脳はエネルギー不足でうまく働いてくれませんし、
そんな状態で運動を行うと、極端な場合には意識を失うことさえあるのです。
この点でも、穀類の主食はゆっくり消化され、血糖値を安定した状態に保つため、
望ましい食品といえます。
主食を抜いて、つい甘いものばかりを食べていたのでは、
血糖値が安定せず、脳の働きにもいわばムラが出ます。
快適な生活を送る上でも、また、運動を行っている時間を充実させるためにも、
脳は常に十分に働かせたいものです。
そのための栄養補給として、主食を見直しましょう。
ご飯やパンは太る食品ではない
ご飯やパンは太る食品と考えなければならないほど、
カロリーの高いものではありません。
食べる量そのものには気をつける必要がありますが、
消化が緩やかで、血糖値を安定させてくれるという優秀な点から、
やはり食事の中心に据えたいものですね。
パンに関しては、パンそのものより、クリームなど付加されているものが
問題であり、当然ながら、菓子パンの類は主食としてではなく、
嗜好品(間食)と位置づけるべきだといえます。
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