たんぱく質に偏ったダイエットの弊害
1日に必要なたんぱく質の量は20代の女性60g、男性で80gです。
これは3度の食事をきちんと摂っていれば、不足することのない値ですが、
ダイエットで食事量が減少すると、この摂取量さえ満たせない人もいます。
また逆に、身体づくりを意識するあまりか、必要以上に、
しかも偏りた食品(卵や肉など)からだけ摂り過ぎる傾向む見られます。
では、たんぱく質か不足すればどうなるのでしょうか?
・新陳代謝が不活発になり、皮膚、髪の毛がバサバサになるほか、爪も弱くなる。
たんばく質は筋肉の材料であるばかりではありません。
皮膚、爪、髪、さらには内臓類、ホルモン、そして代謝反応を助ける酵素、
抵抗力のための免疫体までがたんぱく質でできているのです。
ですから、その不足か長く続けば、文字通り身体が衰えてしまうのです。
しかし、摂りすぎもまた問題です。摂りすぎの問題とは?
過剰な摂取は体脂肪として蓄積されてしまいます。
たんばく質は、身体の維持や筋肉の増強などに使われネすが、
そのその必要分を満たせば、余剰分は糖質・脂質同様エネルギー源となり、
それが使われなければ皮下脂肪として貯蔵されてしまうのです。
また、たんぱく質食品の偏りで注意したいのは、肉などの動物性のもの。
動物性たんぱく質食品は、一般的に動物性脂肪を多く含むため、
その摂り過ぎが結果的に摂取エネルギー総量を上げてしまうのです。
さらに、偏った食品からしか摂りていないと、必須アミノ酸を効率よく吸収することが
できないという事情もあります。
動物性と植物性をうまく組み合わせて摂ることが望ましいわけです。
各種食品のアミノ酸価
摂取されたたんぱく質は、一度アミノ酸に分解されてから、
必要なたんぱく質の形に再合成されます。
その時、食べ物からしか摂取できない必須アミノ酸の最も摂取の少ないものの
レベルに応じて再合成が行われます。
つまり、偏った食品からの摂取になると足りない必須アミノ酸を補う事が
出来ないので余剰分が使われないたんぱく質となり、余分なエネルギーは
脂肪をして蓄積されてしまいます。
たんぱく質を摂っていれば何でもいい訳ではない事が分かりますよね。
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