食事制限だけの減量には大きなデメリットが

食事制限のダイエットのデメリットと留意点を解説しています

食事制限だけの減量には大きなデメリットが

ダイエット

運動を伴わずにカロリー制限だけ行うと、新陳代謝に悪影響が出ます。
カロリー摂取量が減ったことを身体が感知すると、エネルギーを温存しようとして
新陳代謝が低下するのです。

ダイエットだけを行うのは、減量方法の中でも最悪だといえます。
ダイエットを何度も行う「ヨーヨー・ダイエット」
あるいは「ウエイトサイクリング」は、頻繁に繰り返すことでかえって
肥満になりやすいことがわかっています。

ダイエットをする度に、減量速度が緩やかになり、体重増加が早くなってしまうのです。
長期的にみると、エクササイズのみ、あるいは正しいダイエットと組み合わせた
エクササイズが減量には一番効果的です。

運動をすると、エクササイズの度に300から400カロリーが消費されます。
食事量を一定にし、1回に300から400カロリーを消費するような
エクササイズプログラムを週3回行えば、1年で約7キロ減量することが可能です。

エクササイズが減量と体重制限に及ぼす効果はわずかなものですが、
控え目なカロリー制限と組み合わせれば、エネルギー消費が増大します。
エクササイズが重要なのは、安静状態での新陳代謝を活発にし、
脂肪を含まない除脂肪体重を維持するのに役立つからです。
また、定期的に運動することで食欲を抑える効果が出たり、
心理面によい影響を与える場合もあります。

肥満者が運動するときの留意点

いつ運動するか、そのタイミングが重要です。
肥満した女性が運動したときの体熱発生を調べたところ、
食後に運動するほうが、食前に運動するより体熱発生反応がよいことがわかりました。

始めは運動強度を控え目に設定し、運動の激しさより、
長さに重きを置くことが大切です。
いろいろなエクササイズがありますが、肥満者には歩くことを勧めます。

筋肉や骨格の問題が生じにくいこともありますが、
ウォーキングはほとんど技術を必要とせず、やり易く、調節も楽で、
高価な設備や装備も必要ないからです。
ほかには水泳、アクアエクササイズ、エアロバイクやサイクリングがおすすめです。
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